TEAM DISCUSSION

未経験入社したメンバーと
上司の関わり合い

中途入社のIさんと、彼を採用から見守り続けてきた上司の野口。入社当時から現在までの成長や経験を振り返りつつ、上司・部下としての関係や仕事への思いについてを語り合ってもらいました。

野口 陽平

取締役 執行役員
首都圏事業部長 兼 事業企画1部長

Iさん

首都圏事業部 事業企画1部 課長

TALK 01未経験だけど、挑戦したい。
自分を変えたい、そう心が動いた。

(I)
最初に野口さんにお会いしたのは、採用面接とは別のフランクな面談の場でした。場所も居酒屋だったと思います(笑)。当時は、私がまだ前職の在任中だったこともあり、かなりお待たせしてしまって・・・。それでも嫌な顔ひとつせず、会社のこと、仕事のことを親身に教えてくださいました。言葉の一つひとつに無駄がなく、理路整然とお話しする姿に、「優しくて、仕事のできそうな人だな」と思ったことを覚えています。
(野口)
当時の彼は、あえて言葉を選ばずに言うと「私はしっかりしています」というメッキで塗り固められていました。身だしなみや受け答えはキッチリしているものの、コミュニケーションが固くて自分の殻を破れていない印象でした。きっと、「シュッとしている人」と思われたいのだろう、と(笑)。それでも人として裏表がなく、素直な人柄が良いなと感じました。異業界出身で、正直な話、仕事のイメージはついていなかったと思います。ただ、「自分の頑張り次第で、どんなマンションに住んで、どんな車に乗って、どんな人たちと大きな仕事をして・・・」という話をすると目を輝かせながら聞いていました。将来どんな自分になりたいか、という強い欲求を持っている。きっと、新都市企画で成長できるタイプだなと思いましたね。
(I)
はい、仕事内容は「何となく面白そう」というくらいしか分かりませんでした(笑)。
それよりも、上司となる野口さん含めて社内の先輩方が良い人だったことや、自分が求めている生活を実現できそうなイメージが湧いたことが入社の決め手になりましたね。

TALK 02飛び交う用語もわからない。
でも、知識よりも大切なものを知った。

(野口)
まずは、基本的な不動産に関する知識や用地取得にまつわる動き方などを、実際の営業現場を経験してもらいながら教えていきました。彼自身も慣れない中で戸惑いがあったと思いますが、こちらとしても当時は転職者を受け入れ慣れていませんでした(笑)。お互いに手探り状態だったと思います。
(I)
飛び交う言葉はもちろん、何から始めたら良いかさえ分からない。そんな状態からのスタートでした。野口さんに当時よく言われたのは、「分からないことを、分からないままで終わらせるな」ということ。その言葉を胸に、「本当に腹の底から理解できたか」を自問自答しながら必死にくらいついていく日々でした。とにかく自分から考え、行動する。疑問が生じたら自分から野口さんや先輩たちに聞きにいく。必要な知識を積み上げながら、社内・社外の人に自分という人間を知ってもらうこと。まさに現在の自分のベースとなる部分を、作りあげていった時期でした。振り返ってみると細かなテクニックではなく、仕事に向き合う意識やスタンスを、野口さんから教えていただいたことが大きかったですね。
(野口)
彼は元々、論理的な思考力に長けていて、不動産ビジネスや収益モデルの仕組みを理解するスピードは驚くほど早かった。しかし、一方で日々のコミュニケーションや他者に対する関心などについては少々希薄な面がありました(笑)。
不動産が動くシーンとは、必ず人の気持ちが動くシーンでもあります。例えば、結婚や出産、もしくは相続など、人生の転機となる場面で、人はどんな気持ちで、どんなことを求めるのか。
ニーズに応えるためには、まずは人に関心を持つことが大前提です。「自分がこう言えば相手はどう思うか」と常に意識することの重要性を、彼には繰り返し伝えてきました。今となっては管理職にもなり、かなり意識が変わったなと感じますね。

TALK 03意欲と覚悟さえあれば、
仕事は自分で面白くできる。

(I)
20代後半での、異業界からの転職。他の人よりもかなり勉強しなければいけないという覚悟はありました。そして想像した以上に、入社1年目は成果が見えずに苦労しましたね。ようやく慣れてきた、と思えたのは2年目、いや3年目くらいでしょうか。正直言って、いまだに「自分はまだまだ、だな」と感じています。
(野口)
私の目から見ると入社して1年くらい経った頃、ちょっと変わったと感じましたね。
渋谷区のとある物件の入札だったと思います。「この物件は絶対に買いたい」、「自分でやり切るんだ」という、当事者意識が芽生えたと思いました。
(I)
ああ、そうですね。確かにそうかも知れません。初めて「この物件は買える、買いたい」と思えた物件でした。時間的な猶予があまりない案件で、「どんな建物を建てることができるか、どうしたらこの物件を買えるか」ということを初めて自ら本気で考えたことを覚えています。その時、アドバイスをもらったり、一緒に考えてくれたのも野口さんです。結果的にその案件は身を結ばなかったものの、「意欲とやる気次第でここまでできる」と実感できました。「この仕事、面白いな」と思えるようになった瞬間でした。

TALK 04言葉と、行動に、責任を持つ。
芽生えた、マネージャーとしての自覚。

(野口)
ここ数年の仕事ぶりを見ていると、明らかに「自信」が備わってきたと感じます。きっと「この物件に関しては自分が一番詳しい」、「こういう開発は相手より経験がある」など、人には負けない領域をいくつか持てるようになったのではないでしょうか。新規事業のインドアゴルフも、誰よりもゴルフに詳しい彼による発案ですよ。
(I)
いえいえ、そこまで自信は持てていませんよ(笑)。ただ、確かに思い入れのある物件や、自分が好きなゴルフなど、凝りだすととことん追求してしまうタイプではあります。それが仕事の面で、皆さんの役に立てているなら良いのですが・・・。今では管理職としてメンバーもいますから、彼らに自分の知識や経験を伝えていきたいとも思っています。でも、人に伝えていくこと、行動を促していくことって本当に難しいですね。きっと、野口さんも私に対して、色々なことを伝えようとしてくれていたのだなと今更ながら思いますね。
(野口)
メンバーに対する言葉での伝え方や、行動での示し方など、随分管理職らしくなりましたよね(笑)。個人の責任数字を安定的に残しつつ、新規事業の企画から実行まで率先して動かしていく。まさに後輩たちの良い見本となっていると思います。数年前は他人に関心が薄かった彼が、今ではすっかり別人のようですよ(笑)。

TALK 05プレイヤーとして、管理職として。
まだまだ成長できる自分でいたい。

(I)
「あの時、思い切って転職して良かったな」と、いまでも改めて思います。転職したばかりの頃は、まさか数年後に自分が管理職を務めているとは思いませんでした。とはいえ、今後もプレイヤーである側面は変わりません。自身の営業数字に対して責任を持つことは前提としつつ、在籍メンバーたちの成長に繋がるアドバイスができる存在になりたいと思っています。
(野口)
仕事は原理・原則を理解することが重要である。私は後輩たち全員にそう伝えています。数学でいうと「方程式に数字を当てはめていく」のではなく、「どうしてその方程式なのか」を理解する。そうすることで、実際のビジネスシーンで使える「生きた知識」になるからです。客観的に現状を見極め、ありたい将来を実現するために何が必要か。そういった思考力や行動力を身につけることで、仕事だけでなく人生をより良く変えていける力が身につくと思います。
当社は社員も少ない分、個人に与えられる裁量や責任も大きい。また、不動産の仕入れから企画・開発に関する様々な経験ができる。しかし、そういったこと以上に、人間として成長できるところがいちばんの魅力ではないかと思っています。
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